bandcampのすすめ

http://bandcamp.com
Facebook にシェア
はてなブックマーク - bandcampがユーザー機能を大幅にアップデートしたのでまとめてみた
[`yahoo` not found]
[`livedoor` not found]


今年もよろしくお願いします。BCJ管理人です。
新年があけましたら、bandcampからお便りが来ておりました。
去年の暮れから実施していた、ファンサイト機能(bandcamp for fans)のβテストが終わって、正式にローンチされるそうです。
まずは、おめでとうございます。

さてさて、それではbandcampのファンサイト機能というのはどんなものでしょうか。
サクッとまとめてみました。

購入ユーザーもbandcampアカウントで参加

もともとアカウント無しでもアルバムを購入できるbandcampでしたが、今回のアップデートで購入ユーザーのアカウントが作れるようになりました。
※アカウントが無くても今までどおり購入することはできます。

ファン・アカウントの作成はこちらから。
http://bandcamp.com/fans
ファンアカウントをつくってログインしたらどうなるのか、と言いますと。
大きく分けて以下の5つのサービスを利用できるようになりました。

Wishlisting / ほしい物リスト

WEBでのお買い物には必須の機能ですね。試聴していて「あ、これちょっといいなぁ。」と思ったときに「ポチっ」としておけば便利でしょう。ハートマークが目印です。

discovery / 便利な検索画面


bandcmapには膨大な数の無名アーティスト(失礼!)の宝庫です。音源を探すのにも一苦労ですよね。
そんな時にはこちらのページから検索してみましょう。
http://bandcamp.com/discover
ジャンル別、表示順、メディアの種類、時期などで検索条件を入力してサクッと選べるようになりました。同じ画面ですぐに試聴できますし、試聴しながらページを移動せずに音源を検索できます(これ、意外と大事なんですよねー。)

Colletion pages / コレクションの公開


今回のアップデートの目玉です。
ユーザーは、自身のページ(ファンページ)を公開できるようになりました。
今までに購入した音源のリスト(コレクション)を公開できます。
お気に入りのアルバムには、その理由と一番お気に入りの曲を選択して、表示できます。(コレクションに表示したくない場合は「非表示」にも設定できます。)
これは、コアなファンがアーティストの作品をプッシュできるっていうことだと思います。
実際に購入したファンの意見なのでかなりの効果があるんじゃないか思います。

Following fans / ユーザーのフォロー

Twitterのフォローや、FACEBOOKのフレンドリクエストと同様に、bandcampユーザー間でフォローができます。
フォローすると、フォロー相手のユーザーが新たにアルバムを購入したときにe-mailが届くそうです。(これはちょっと鬱陶しいかな?)
またアーティストをフォローすると、そのアーティストの新着情報などが届くみたいです。

Supported-by / 購入したユーザーの一覧


アルバムページのジャケットアートの下に、購入したユーザーの一覧が表示されるようになりました。
本当に購入した人のリストですから、かなりの説得力です。
試聴して「このアルバムいいなー。」と思ったら、アルバムの「Supported-by」のユーザーを辿っていけば、そこには好みの音楽がある可能性がとても高いです。

公式ブログの中では、今回のファンページのアップデートをこのように言っています。
「例えば、パーティで気に入った音楽が流れていて、DJに尋ねたら『なら、これはどうだ?これは?』と次々に好きなテイストのアルバムを薦められるような・・・」

また、中の人は昨今のSNS上で流行っている「いいね!」などに対して、「軽すぎるシェア」と言っており、とても批判的です。
「そういう軽い『いいね!』なんてどうせ人差し指ワンクリックでできるもんだろう?
bandcampのファンページではアルバムを幾らかお金を出して実際に買った人たちが『私が保証する。いいよ、これは!』って言っているんだ。」

みたいなことを言っています。
β版の公開テストでは、コレクションページから、芋づる式に好きな音源を買っていったユーザーが多かったらしく、大きな売上を収めたそうです。βテストでは大成功だったということでしょうね。僕自身、試してみたところ、気づいたら1時間あまりでアルバムを二枚ほど買っていました。(これは、お財布的に危険かも!)

まとめ

ユーザーの過去の購入情報を公開する(もちろん合意の上で)ってのが凄いですね。
今のAmazonやiTunesでは無理だと思います。またプライバシー情報の公開という意味ではFacebookなどのほうが先んじていますが、これらのSNSでユーザーは「何を好きで買ったのか」を公開しているわけではありません。
リスナーがアーティストを支援するというスタンスをより明確に提供しているbandcampならではないでしょうか。
このファンサイト機能、残念ながら英語のみではありますが、BCJ管理人としては今後の動きに注目していきたいと思います!

元記事はこちら(bandcamp公式ブログ)
http://blog.bandcamp.com/2013/01/10/bandcamp-for-fans/