この度、ダウンロード刑罰化の法案改正が可決されました。
2012年10月より施工されるのですが、実際にはどういった刑罰が音楽ファンやミュージシャンの生活におよぼされるのか、今のところはまだわかりません。
ここでbandcampをご利用の皆様にどんな影響があるのか、BCJ管理人なりに考えてみました。
結論:「影響なし」
はい、終わり。
えっ?簡単すぎますか?
ではその理由を述べてゆきましょう。
販売している音源の場合
ファンはお金を払って音源を買うわけですから、なんらそこに違法な要素はありません。
ただし、購入した音源ファイルを他人に渡す場合は、つまり再配布する場合はアーティスト側の決めたルール※によります。
※音源の再配布(コピーして友達とシェアするなど)の可否について開示しておくことで、ファンはより安心してダウンロードすることができます。bandcampでは、クリエイティブ・コモンライセンス(再配布=OKとするより柔軟な著作権の考え方・ガイドライン)を開示できます。楽曲のライセンス設定でクリエイティブ・コモンが選択されていれば、コピーOKとなります。
っていうことで、ミュージシャンの皆さん、ライセンスの設定は必ずやりましょうね。
くわしくはbandcampで楽曲をアップロードする (1)の「ライセンスを入力する」をご覧ください。
クリエイティブ・コモンの設定が特にない場合は、従来の著作権法の許すところ、つまり友人や家族など限られたコミュニティ間ならば音源をコピーして、共有しても問題はありません。(この線引きがすごく曖昧なんですけどね。)
フリー・ダウンロード音源の場合
bandcampでは音源をフリー・ダウンロードで公開する場合、ファンは
・ダウンロードはOK
・再配布(ダウンロードしたファイルの再コピー)は、アーティスト側の決めたルール※(前述のとおり)による。
となります。
最後に試聴について
bandcampで試聴する場合
こちらもbandcampではアーティスト本人が承諾して音源公開をしていますし、試聴はダウンロードではなくストリーミングにあたるので(この定義もすごく曖昧ですが・・・)問題はありません。
以上、管理人なりに考えてみました。
異論などあればご指摘くださいね。
ダウンロードが刑罰化されたって、問題なしのbandcamp。
アーティストにとっていいところだらけですよね。いまのところ、日本で流行する気配は全くなしですが・・・(笑)